ウエストポイントはアメリカ陸軍士官学校通称です。あのマッカーサー元帥を輩出したことでも知られるウエストポイントはまさにエリート集団。この士官学校で制服として使われていた生地がウエストポイント生地と呼ばれるようになりました。
ウエストポイントには規格の定義があり経糸36番双糸、横糸25番双糸,幅40インチ,密度108本×60本　綾織の生地とされています。またアメリカではこの規格で織られた生地をユニフォームツイルとも呼び高級作業服に使用されています。通常のチノが単糸であるのに対し双糸でさらに高密度に織られたウエストポイントは生地の耐久性はもちろん、威厳も感じるアメリカにとっても特別な生地となっております。
こちらのFOBが使用したウエストポイントは上記の規格を踏まえ日本で作成したオリジナルのウエストポイント生地になります。
光沢感や生地の厚みはもちろん、穿いていくうちに馴染んでいくしなやかさも感じる、高級感溢れるウエスポイントは長年愛し続けられる特別な一本となること間違いなしです。

U.S TROUSERをベースに作成されたこちらのパンツには随所に軍ものらしさを感じさせるディティールがございます。腰部分の斜めに取られたダーツ、こちらは必要最低限の作業工程で多くの人が着用できるアイテムを生産するという軍ものらしさを感じる部分。また強度を持たせるため巻き縫いにて縫製されてた部分が多いアイテムですが、後ろ中心の巻き縫い部分の厚みを避けるためベルトループをオフセットするなど道具としての無骨さとトラウザーとしての繊細さも兼ね備えた拘りの作り込みが見て取れます。
またシルエットはFOB の名作ベイカーパンツF0431の美シルエットからパターンを引いています。
ミリタリーパンツの作り込みが宿ったスッキリテーパードトラウザー、FOBだからこそ実現できた都会的なウエストポイントトラウザー、是非お試し下さいませ。

 

岡山県の南端に位置する繊維の町、児島にて職人と一丸となって服づくりを行なうFOB FACTORY。
質の良い生地、確かな縫製。そこにある丁寧さと安心感。
それぞれの技術や生地の特性、そして着用する身体そのものやその生活を考えることで必然的に生まれるデザイン。FOBの服は流行り廃りではなく、いつ見てもベーシックでいつの時代でも着る事の出来る服が多い。使い捨てではなく、愛着を持って着て頂けるようなそんな服作りを目指しています。