1900年初頭に作業着として製作されたデニムジャケットがモチーフとなっているプルオーバ型のGジャン。前開きのモデル以前のモデルとなりGジャンの原点とも言えます。
作業着として大量生産のイメージで、縫製工程を極力少なく、リベットでダーツを止めたり無骨なディティ
ールで仕上げています。
また、セルビッジデニムは日本最初期の力織機、豊田自動織機"GL3"をレストアし製作した14ozのデニムでございます。この織り機は幻の力織機と呼ばれ現存するものは数台しかなく、長年の経験による職人の調整が必要な為、稼働することすら難しい織機です。
経糸を極めて弱いテンションで織ることが出来る為、独特の表情に仕上がります。今回のデニムは表面に浮かび上がる独特のムラ感、ザラつきが特徴で触るとボコボコと凹凸があるのが分かります。
見た目にも生地の凹凸による陰影が出来る為、いつものデニムとは見た目が全く違い色落ちも変わってくるでしょう。
そんな生地を今回は横使いをしています。生地の織り目は縦に落とすのが通常の生地の使い方なのですが、このGジャンでは横に使っています。その為、裾にセルビッジが入り、ロックを掛けず生産が早くなります。その分、生地の用尺は取ることになるのですが・・・横使いということで、経年変化もどうなるか楽しみはGジャンです。
前たて部分のボタンは真鍮製のドーナツボタンなど細かいパーツまで抜かりはございません。
プルオーバーですから、身幅はそれなりにゆとりを持っていますが、生地を横に使っているため、洗濯の後チジミが出るとすれば、横に縮みが出ると予想出来ますので身幅にゆとりを持ったサイズをお選びください。
FOB FACTORY
岡山県の南端に位置する繊維の町、児島にて職人と一丸となって服づくりを行なうFOB FACTORY。
質の良い生地、確かな縫製。そこにある丁寧さと安心感。
それぞれの技術や生地の特性、そして着用する身体そのものやその生活を考えることで必然的に生まれるデザイン。
FOBの服は流行り廃りではなく、いつ見てもベーシックでいつの時代でも着る事の出来る服が多い。
使い捨てではなく、愛着を持って着て頂けるようなそんな服作りを目指しています。
素材:綿100%
生産国:日本
モデル(176cm 63kg デニム28〜29インチ)着用サイズ:38
SIZE |
肩幅 |
身幅 |
袖丈 |
着丈 |
裄丈 |
36 |
46 |
55 |
60 |
65 |
85 |
38 |
48 |
57 |
61 |
66 |
87 |
40 |
49 |
58 |
62 |
68 |
89 |
42 |
51 |
60 |
64 |
70 |
92 |
※ワンウォッシュされていますが、複数回の洗濯で1〜2cm程度身幅に縮みが生じます。