バンダナを3連つながったまま縫い上げたスカーフ。スカーフとしてはもちろん、タオル的にも使えます。使っては洗い、洗っては使うを繰り返して生地が柔らかくなり、手放せない一枚になります。
前回までより少し厚手の生地で作ったバンダナ。以前の生地、薄くてかさばらないのは良いのですが、若干薄さから生地通しが張り付く感じがしました。そこで、前回よりは厚手の生地に変更。
厚手にした分、オーバープリント(色部分をプリントして裏まで浸透させる)では、肝心な裏まで浸透が出来ず。最初に、試し擦りで表だけプリントが乗っているのを見て頭を抱えました。そこで工場を変更。
まず生地を染める、それから柄部分を抜く抜染プリントに方法を変更しています。
以前より厚手=織糸が太い。そして抜染なので、織り糸との関係で若干のにじみが出て柄も少し不均一さが出ています。
現代は、原版自体、イラストレーターで作るのでほぼ均一にできます。いわゆる「ビンテージ」として、我々が見るバンダナはおそらく柄自体が手書きだったり、型は使うにしても現代のイラストレーターのようなものはなかったはずです。だからこそ、古い物には独特の「不均一さ」があり、それが温かみだったりするのですが、今回はその温かみ的な不均一さが生地厚・抜染でうまく表現できていると思います。
綿素材ですから、気軽に巻くことが出来るのと室内で巻いていられるのがこの類の巻物のいいところです。
体温調節が難しい季節の合間に非常に便利で、ケアも特に気にしなくていいですから、様々なシーンで様々なスタイリングのお供にお使い頂けますよ。
WORKERS(ワーカーズ)
WORKERS/ワーカーズは岡山を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアメーカーになります。デザイナーT氏の豊富な知識はディティール、縫製仕様、素材、商標やブランドの歴史にまで及び、その深い知識を活かし、パターンや縫製、糸、ミシンのアタッチメントなど細かい部分までこだわり、自分が理解を深めた日本の工場にてWORKERSの洋服は生産されます。古き良き部分を活かしつつ現代的解釈をユニークに注入するセンスとそれを実現する縫製技術やパターンなど各部門の高いクオリティは着る人をワクワク驚かせてくれる。 常にベーシックな服作りにも関わらず、そのクオリティや出来上がるまでのバックグラウンド含め、人の心を躍らせる数少ないブランド。
素材:綿100%
生産国:日本
サイズ:153×51