WORKRES定番のチノパンは脇割りバージョンのスリムモデル
[古今様々なチノパンのディティールおり混ぜて]
チノパンというと多くのブランドがつくっていますが、WORKERSではレプリカほどコテコテせずほどよくディティールを盛り込みながら現代的なデザインに落としこんでいます。今回は巻き縫いではなく、脇割りバージョンで表のステッチをなくしています。裏に返すと"マタギ"と呼ぶつくりがお目見え。縫い代をまたぎながら縫うので「扁平裏フリでマタギ、縫い代つぶす」などと言います。強度アップと、縫い代が立ってごろつくのを抑える縫製です。前立てはボタンフライに、小股(開きどまりのカンヌキから下)はあえてジーンズのようにダブルステッチを入れています。強度&安定してこの仕様であれば様々な工場で作れるからです。それから米軍のチノなどに見られるバックポケット上部の斜めに取るダーツや、ベルとループの流し込みの仕様など細かい部分はいつも通り拘り具合。
生地自体もWORKRESがオリジナルで製作しているUSMCカーキとなり、アメカジ、アメトラ好きは反応してしまいますね。
[ジャケットに似合うスリムチノ]
WORKESのSLIMモデルは現代で一般的な寸法なので、所謂細い!というシルエットではないですが裾幅をスッキリ細めにしているのが特徴です。ワタリ部分は程よくゆとりがあるので、太腿がガッシリとしている人でもスッキリ着用出来ると思います。股上が深く、シャツのタックインを想定しているのでジャケットも似合うチノパンです。
チノパン数あれど、これだけ拘りシルエットの良いものはそう出会えないです。アメトラはもちろんアメカジなスタイリングにもバッチリ似合うOfficer Trouser。デニムに次いで使える一本です。
素材:綿100%
生産国:日本
モデル(モデル(176cm 63kg ウエスト76cm 802 27インチ)着用サイズ:28
WORKERS(ワーカーズ)
WORKERS/ワーカーズは岡山を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアメーカーになります。デザイナーT氏の豊富な知識はディティール、縫製仕様、素材、商標やブランドの歴史にまで及び、その深い知識を活かし、パターンや縫製、糸、ミシンのアタッチメントなど細かい部分までこだわり、自分が理解を深めた日本の工場にてWORKERSの洋服は生産されます。古き良き部分を活かしつつ現代的解釈をユニークに注入するセンスとそれを実現する縫製技術やパターンなど各部門の高いクオリティは着る人をワクワク驚かせてくれる。 常にベーシックな服作りにも関わらず、そのクオリティや出来上がるまでのバックグラウンド含め、人の心を躍らせる数少ないブランド。