夏にアロハシャツを着たい。誰でも一度は考えたことがあるだろうが、どうにも柄行きの常夏感が苦手という人も多いだろう。今回GITMANにオーダーしたシャツはそんなお悩みに答える形で、アートと融合したテキスタイルを選び、オープンカラー仕立ての程よく夏を感じさせる仕上がりとなっている。
素材は綿100%のタイプライターのようなハリのある生地になり、薄い襟芯が入る為、開襟ながらラフになり過ぎません。ボルドー地にアールデコから影響を受けたパターン化されたモチーフが生成り色で入ります。色数が少ないので、見た目に反してコーディネートしやすく幅広いスタイリングでお楽しみ頂けます。
ディティール自体はオープンカラーシャツ王道のボックス型のシルエット。裾がフラットで脇にスリット。背中は両サイドにタックを取ることで、運動量を確保。開襟シャツの襟の長さはやや細めでV字の首元は詰まり気味でオーセンティックに着こなせます。アメリカ生産ながらシルエットは我々日本人にもちょうどいい塩梅で、野暮な雰囲気になりません。
貴重なアメリカ生産のシャツはアロハではないけど、アロハな雰囲気で着用出来るシャツに仕上がりました。ボルドーカラーの渋めな色がこれまた気分ですね。
素材:Cotton 100%
生産国:アメリカ
モデル(176cm 63kg)着用サイズ:S
GITMAN VINTAGE/ギットマンヴィンテージ
1932年、ブルックリンに本拠を置くシャツメーカーのMax Gitmanがニューヨークを離れ、ペンシルベニア州アッシュランドにAshland Shirt&Pajama Companyを設立しました。彼の2人の息子、AlfredとSheldonと共に、彼らはシャツ工場として経営していましたが1978年に自社ブランドのGitman Bros.ブランドが誕生しました。GITMANはアメリカを拠点としている数少ないシャツメーカーの一つです。
2008年に発売されたGitman Vintageは、過去のユニークな解釈と共に過去のアーカイブからインスパイアされています。毎シーズン、古いテキスタイルの資料から生地を選び、それらを染料で微調整し、模様を作り直し、テキスタイルデザインを構築しました。このブランドの哲学は常に新旧の橋渡しをすることで、ユニークなプリントから日本のインディゴ、そしてリップストップナイロンまで、伝統的なシャツをベースにしたコレクションの限界を絶えず追求しながら、オックスフォードのボタンダウンシャツの重要性を尊重し続けます。