WORKERSのジャケットといえば、とイメージを持たれている方も多い"LoungeJacket"ですが、実は３年ぶりの登場になります。
そもそもLoungeJacketという言葉は19世紀にそれまで主流だった着丈の長いジャケットをラウンジで寛ぎやすいよう裾部分をカットしたジャケットが誕生したことから呼ばれるようになりました。
今回WORKERSが作成してくれたLoungeJacketはまさにラウンジでも気軽に羽織れて且つ屋外でも気品溢れる万能ジャケットとなっております。

ディティール自体はジャケットらしいテーラードの技術が盛り込まれています。狭すぎず、広すぎずのVゾーン。ラペルも細すぎず、広すぎず。フロントは上二つ掛けの三つボタン。襟裏の芯止めステッチ。
前タテのステッチを第一ボタン横で一度止め、これより上はラペル表目（見返し側)、下は身頃側表目になり着用時ステッチの裏目を見せない細かな作り込みが見られます。裏は大見返し、返しの一部はダーツ部分の縫製に合わせ抑えてパタパタとはためかないよう配慮。
袖口はパンツと同じ三巻のタタキステッチなので袖丈の調整もしやすくなっています。
肩部分の縫製はパイピング、裾はベントなし、巻き縫いでパッカリングが出ていたりカバーオールの要素も含めています。

シャイプが効いたジャケットではありませんが、着丈の長さから直線美を感じさせるスッキリとした印象のジャケットとなっております。