ウールヘリンボーンを使用した一衣仕立てのSLIP-ON
[ダッフルコートのようなSLIP-ON]
今回使用した生地は三糸撚りヘリンボーン(3本の糸を撚り合わせ形成された糸を使用)
裏地のない軽やかなステンカラーはストレスのない着心地、ウール独特の生地のドレープがあり定番のSLIP-ONとは違った魅力がある1着となっております。
裏地のない仕様に合わせ袖先のアジャスターがステンカラー仕様になっており、内ポケットのパイピングはヴェンタイルブラックウォッチ生地を使用するなど随所にバランス調整の妙がみられます。
[SOUTIENCOLの代名詞的コートSLIP-ON]
ステンカラーコートなので当然前開きは比翼仕立て。ボタンが表に見えないつくり。オーバーコートとして作っているので、アームホールは広めですが不思議とキレイに見えます。通常2〜3枚の布を縫い合わせて袖を製作しますが、SLIP-ONは一枚袖にすることで腕の上部に縫目が入らず、肩のラインに反ったシルエットになります。ヴィンテージのバーバリーなどでも使われていた仕様です。1枚袖を美しく見せるのはパターン、縫製など高い技術が求められます。
襟の作りも非常にキレイです。緩やかな曲線を描き、収まりの良い襟はなんてことのないように見えますが作るのが非常に難しい。襟を立てても美しく見えるようクラシックでトラディショナルなデザインの襟元に仕上げられています。
付属品など細かい部分へのコダワリもぬかりがありません。
シルエットは流麗なAラインで非常に美しく、ジャケットの上に羽織ってもラインが壊れぬように計算されたシルエット。
良いコートは羽織心地が軽い。それは素材が軽いからではなく仕立ての良さからくるものです。
そんな言葉が当てはまる数少ないコート。
オンでもオフでも使える魅力たっぷりなコート。見る人が見れば良いコート着てるな!言われること間違いないでしょう。
SOUTIENCOLとはフランス語でステンカラーを意味します。まさにブランドの象徴です。
素材:ウール90%,ナイロン10%
生産国:日本
モデル(169cm 63kg)着用サイズ:44
SIZE |
身幅 |
着丈 |
裄丈 |
42 |
54 |
88 |
81.5 |
44 |
56 |
90 |
83.5 |
46 |
58 |
92 |
85.5 |
48 |
60 |
94 |
87.5 |
SOUTIENCOL(スティアンコル)
1992年、デザイナー三浦俊彦氏によって立ち上げられた日本のブランド。
デザイナーの三浦氏は60年代に一世を風靡したヴァンジャケットに入社。
IVYの礎とも言える石津謙介氏の下でシャツのデザインを手がけ、現在もその時の拘りを持ち続け “古典ではない、本物のクラシックを” という信念のもと、『進化するトラディショナル』 というテーマを掲げる本格派。
流行りや売れ筋は関係なく、ベーシックで職人的なものづくりを続けるブランドです。
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