WORKERS定番のボタンダウンシャツである"Modified Fit"を基にプルオーバーのためパターンを修正し作成されたプルオーバーボタンダウン。
フルオープンに比べプルオーバーシャツは着用時のストレスやカジュアルシーンでも気軽に使用することを想定し脇の絞りを無くしゆったりとした着心地にしています。アームホールも普段のボタンダウンよりゆとりを持たせ腕まくりもしやすく。
裾のカーブは古着からパターンを応用したこともありましたが今回のモデルは前・後ろの裾がほぼ同じカーブに設定しクセを抑え着姿が自然に写るデザインとなっております。
 

アメリカントラッドやアイビーを語る上では欠かせないボタンダウンシャツ。その伝統的なデザインは残しつつ古臭くならないように仕上げています。ボタンダウンシャツの命とも言える襟のロールは8cmのフルロール。襟先のボタンは襟ステッチにかかるぐらいの位置で。この部分は襟先の返しなど道具も必要、一日にこの作業を何十枚とこなしているからこそ、量産の独特な「うまさ」が出る部分です。
背中のボックスプリーツ、ステッチの無いコンストラクションヨークなど往年のディティールを落とし込んでいます。

こちらのオックスフォード生地は「コーマ糸」を使用しております。"Combed"="櫛でとかした"の訳の通り、糸の繊維を解きほぐし短い繊維を除去することで繊維の平行度を上げ滑らかにした糸をコーマ糸と呼びます。これによりスーピマのようなブランド綿ではなくても滑らかな生地に仕上げることが可能です。
スーピマオックスのしっとり滑らかとは違う、サラッと滑らかな質感が特徴。
もう一色はワークシャツでもお馴染みシャンブレー生地。こちらもオックスフォード同様平織りの生地になりますが経糸（タテ）の色糸部分が着こんでいくと色変化するインディゴ染の糸を使用しているのが特徴。

ボタンダウンらしい綺麗な表情をした5オンス相当のシャンブレー生地を使用しておりますが、こちらも徐々に経年変化を楽しめる素材となっております。
 

製品未洗いですので、乾燥機を使用されますと大きな縮みが生じますのでご注意下さいませ。
通常の洗濯ですと目詰まり程度の縮みが生じます。

WORKERS/ワーカーズは岡山を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアメーカーになります。デザイナーT氏の豊富な知識はディティール、縫製仕様、素材、商標やブランドの歴史にまで及び、その深い知識を活かし、パターンや縫製、糸、ミシンのアタッチメントなど細かい部分までこだわり、自分が理解を深めた日本の工場にてWORKERSの洋服は生産されます。古き良き部分を活かしつつ現代的解釈をユニークに注入するセンスとそれを実現する縫製技術やパターンなど各部門の高いクオリティは着る人をワクワク驚かせてくれる。 常にベーシックな服作りにも関わらず、そのクオリティや出来上がるまでのバックグラウンド含め、人の心を躍らせる数少ないブランド。