渾身のフォレスティエール
[スタンドカラースタイル]
フランスの建築家ル・コルビュジェが大学にて教鞭を取る際、黒板に文字を書く際腕が上げやすく、過度にフォーマル過ぎない、カジュアルすぎないジャケットを依頼したことで生まれたとされているアイテム"Forestier"
WORKERSではこれまでにもForestierを題材に作成しておりますが、今シーズンのモデルはオリジナルを感じさせるタグまで作り込む力作となっております。
オリジナル同様のチンストラップを備えた台襟のみのスタンドカラースタイルですので一番上までボタンを閉めることも可能ですが後襟を立たせフロントに向かって襟を返し着用するとテーラーカラーとは違った独特の雰囲気を楽しめます。
見頃はラウンドのない真っ直ぐなフロント。一番下のボタンも閉めて着用できるカバーオール的要素を持ちながらアームは2ピースにすることで肘から先にかけて僅かにカーブをかけ動きやすさとスッキリしたシルエット形成しております。
今シーズンのモデルは裏地を背中から前見頃にかけて上半身部分のみつけております。裏地はめくれ上がらないようテープにて留めております。袖裏にも裏地がついておりますが、袖先の見返しを多くとり袖先を自然にロールアップできるよう設計されております。
ポケットはフロント3つ、裏に2つ備えたベーシックなスタイル。
ジャケットの概念に囚われず自由な着こなしができるForestierを是非ご堪能下さいませ。
[森の番人]
セリーヌ河によりパリは二分され北側を右岸地区、南側左岸地区と呼び、右岸には貴族的で高貴な地域性があり、左岸は庶民的でありながら芸術を楽しめる側面をもった地域と言われ、それはそのままメゾンブランド、右岸のエルメス、左岸のアルニスに対する説明にあたると言われます。
そんなエルメスと双璧をなすアルニスがフランスの建築家ル・コルビュジェのオーダーに応えるべく製作したアイテム"Forestière"。
アルニスがデザインの基にしたのは猟区監視人の作業服でした。銃を構え森を行き来する機能的なディテールに仕立て屋の技術を組み合わせ生まれたアイテムに猟区監視人を連想させる"Forestière=森の番人"と名付けるあたりもフランスならではのかもしれません。
WORKERSの番人はもちろんこちら。
ブランドの色とアイテムに対するリスペクトを感じるWORKERSのForestierを是非ご堪能下さいませ。
[素材]
こちらのネイビーツイルはデザインソースとなったアルニス の古着に見られたツイル生地をWORKERSらしいカラーでセレクト。
バーバリーツイルとはギャバジンの一種で綾織の傾斜が角度が強い特徴があります。
高密度な生地ですのでハリ感がありフランス由来のデザインながらワークなテイストも感じるWOREKRSらしいフォレスティエールに仕上がっております。
素材:
表地:6.7オンス・コットン100%・バーバリークロス
裏地:コットンストライプポプリン・コットン100%
袖裏:ポリエステルツイル・ポリエステル100%
生産国:日本
藤島(169cm63kg)着用サイズ:36
SIZE |
肩幅 |
身幅 |
袖丈 |
着丈 |
36 |
46 |
57 |
62 |
75 |
38 |
49 |
60 |
62 |
75 |
40 |
51 |
64 |
62 |
76 |
42 |
54 |
68 |
62 |
76 |
WORKERS(ワーカーズ)
WORKERS/ワーカーズは岡山を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアメーカーになります。デザイナーT氏の豊富な知識はディティール、縫製仕様、素材、商標やブランドの歴史にまで及び、その深い知識を活かし、パターンや縫製、糸、ミシンのアタッチメントなど細かい部分までこだわり、自分が理解を深めた日本の工場にてWORKERSの洋服は生産されます。古き良き部分を活かしつつ現代的解釈をユニークに注入するセンスとそれを実現する縫製技術やパターンなど各部門の高いクオリティは着る人をワクワク驚かせてくれる。 常にベーシックな服作りにも関わらず、そのクオリティや出来上がるまでのバックグラウンド含め、人の心を躍らせる数少ないブランド。